少し時間が経ちましたが、12月の発表会のこと
- 田島 麻実
- 2月21日
- 読了時間: 7分
昨年12月7日、当教室にとって一年で最大のイベントであるピアノ発表会を開催いたしました!

毎年恒例のこの日は、私にとっても、そして生徒の皆さんにとっても、ただの発表の場ではありません。
今回、プロのカメラマンさんに撮影をお願いしました。
届いた写真はどれも、ピアノと生徒さんのみを真っ直ぐに捉えた、とてもお上品で綺麗なものばかり。
幼児さんから受験生まで、余計な飾りのないシンプルなカットだからこそ、一音一音を大切に奏でる生徒たちの「今の姿」が、ありのままに写し出されているように感じました。

選抜ステージだからこそ味わえる 「誰でも」ではなく
『頑張った自分』だからこそ自信につながる舞台
ル・レーヴピアノ教室の発表会には、他のお教室とは決定的に違う特徴があります。 それは、一定の基準をクリアし、厳しいオーディションを勝ち抜いた生徒だけが立てる「選抜式」を貫いている点です。
単に順番が来たから舞台に上がるのではありません。 「どう弾きたいか」を自分で考え、日々の練習を自分の力で積み重ねてきた生徒たちが、自ら決めた目標をクリアしてあのステージに立っています。
「自信」とは、文字通り「自分を信じる力」のこと。 自分で決め、自分で動く。
その力強いエネルギーは、成功体験から生まれる確かな自信から湧き出てくるものです。
人から言われて動くのではなく、自分の中にしっかりとした「自分軸」を持って歩んでほしい。 発表会という挑戦を通して、これからの人生を支える「生きる土台」を築いてほしいと願っています。
誰かに照らされるのではなく、自らが太陽のように燃え、自分の人生を切り拓いていく。
それが「真の精神的な自立」だと私は思います。
その「自立」への一歩が、ル・レーヴでは「自分で決めて、自分の音を届ける」このステージです。
だからこそ、本番を迎える生徒たちの顔には、やらされているのではない、自ら挑戦する人だけが持つ「いい表情」が溢れているのです。
1. S.T. さん(5歳)
【演奏曲】
◆ビ-ニ-動物園のミレニアム(千年祭)/ キャサリン・ロリン
◆おばけの足あと / ギロック
「音楽を心から楽しむ、という本質」 難しい理屈ではなく、本能で「ピアノが好き!」という気持ちが溢れ出しています。まだ何にも染まっていない、ただただ弾くことが楽しいという純粋さ。でも、それこそがピアノを弾くことの本当の答えなのだと、教える私がハッとさせられます。
2. S.Y. くん(小2)
【演奏曲】
◆バスティン / 闘牛士
◆J.S.バッハ:『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳』より『ミュゼット ニ長調』
「『闘牛士』が教えてくれた、表現する愉しみ」 これまでは淡々と練習をこなす日々でしたが、この『闘牛士』が彼にとっての大きな転機となりました。弾くだけでなく「表現する」という愉しさに目覚めたことで、音に命が宿り始めました。自分の力で音楽を解釈し、伝えようとするその姿勢は、これから先もずっと彼を輝かせ続ける一生の宝物です。
3. M.H. さん(小4)
【演奏曲】
◆ギロック:『はじめてのギロック』より「インディアンの踊り」
◆クリステン・アンダーソン=ロペス & ロバート・ロペス:『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』
「環境の変化が音を変え、ステージが心を変えた瞬間」 ご家庭のピアノがアップライトに変わったことで、打鍵のコントロールが劇的に向上しました。この発表会では、その「しっかりとしたタッチ」で見事に弾ききっています。そして終演後、中3のお姉さんの演奏に心底感動した彼女は、「次は自分が一番成長できる曲を弾きたい」と自ら宣言しました。技術の安定が、さらなる高みへの意欲を連れてきたのです。
4. Y.N. さん(中3)
【演奏曲】
◆ドビュッシ-:2つのアラベスク 第1番
「自分らしく、ピアノと共に歩む」 学校生活や部活など、日々忙しく過ごしながらも、ピアノを弾くことを心から楽しんでいる素敵な生徒さんです。 素直で柔軟な感性を持ち、新しいことをどんどん吸収していく彼女の演奏は、聴く人の心に温かく響きます。
その楽しそうにピアノに向き合う後ろ姿は、後に続く小さな生徒さんたちにとって、
身近で素敵な「目標」となっています。
5. 講師演奏

【演奏曲】
◆ハダメス・ニャタリ:『ZANZANDO EM COPACABANA』(コパカバーナをぶらついて)
私のレパートリーの核となっているラテンクラシック。
このラテン音楽のリズムは、私の生き方そのものです。
私は、一度没頭すると周りが見えなくなるほど真っ直ぐ突き進むタイプです。
走るのも生まれつき早くて短距離走は常に学年1位、高跳びも自分の身長以上飛んで体育の先生に専門の道に進むよう言われるような、自分でも持て余すほど野性的であったり、性格的にも情熱的で、ピアノコンクールでグランプリを獲得するまで自分を追い込むような執念があります。
その一方で、自分の気持ちや音を驚くほど冷静に、内省的に見つめる自分もどこかに同居しています。
桐朋で声楽を学び、舞台表現を追求してきた私が、あるコンクールでラテンを弾いた際、高得点を連発したのが大きな転機でした。「この情熱的で純粋なリズムは、私の本能が求めていたものだ」と確信したのです。
今回のハダメス・ニャタリ作曲『コパカバーナをぶらついて』は、ビーチを散歩するような、ゆるくてお洒落なリラックス感が魅力の曲です。
※リハーサル時の一発撮り演奏動画です
YouTubeチャンネル「たじまあさみ」
ラテンのリズム、華やかな響き、ふと感じるサウダージ。
丁寧に取り組んだ曲を、気まぐれに更新しています。
よろしければ、のぞいてみてください。
ステージの後は、驚きの手品でリラックス!

そして、緊張感あふれるステージの後は、お楽しみの時間。
毎年恒例、プロ手品師 ぶ-やんさんによる本格的な手品を披露していただきました!
それまでのピンと張り詰めた空気が一変、子供たちの「えーっ!」「なんで!?」という弾けるような笑顔と歓声がホールに響き渡りました。
この「真剣にやるけれど、楽しむ時も全力」というメリハリこそが、ル・レーヴの良さだと思っています。
ピアノの練習が「自立」への扉を開く
発表会を終えて、保護者の皆様や生徒さんたちと「ふり返りアンケート」をしました。
そこには、ピアノに向き合う中で見せてくれた、子供たちのリアルな変化が並んでいました 。
「毎日練習することで、ピアノだけでなく算数ドリルなどの勉強も自ら取り組むようになった」
「大変さを乗り越えたあとの成長の喜びを、本人なりに感じたようです」
「自分の苦手な部分を認め、アドバイスを真摯に受け止めて克服する姿が見られるようになった」
指導方針についても、心強い言葉をいただいています。
「厳しいプログラムは、最終的に自立した学習者に育てるという指導方針に基づいている。その姿勢に絶大な信頼を感じています」
「先生のエネルギーがピアノと一心同体となり、身体から音楽が奏でられているような不思議な感覚でした」
「高い目標を目指して自ら努力し続ける先生の姿勢に、親子共々、良い刺激を受けております」
2026年、さらなる変革へ 「挑み続ける」ということ
私自身、年間を通して数多くのステージに挑む
「ピアノコンクールアスリート」(造語・笑)として、常に自分を高め続けてきました。
現在は、次なる目標に向けて、感性とマインドを根底から作り直す「変革」の時期に入っています。
2025年夏のコンクール。予選で過去最高得点を記録しながらも、本選で痛恨のミスを犯したことで痛感したのは、「挑む際のマインド」の重要性でした。
どれほど技術を磨いても、忙しさの中で心が硬くなれば、肝心の場面で自分をコントロールする「しなやかさ」が失われてしまう。
あえてゆとりを持ち、感受性を磨き直すこと。
その心の有り様こそが、本番のプレッシャーの中でも聴く人の心に響く「生きた音」になるのだとはっきりと気づき、今はそれを確信しています。
「最高の成果を目指す生徒さんを、最後まで責任をもって指導いたします」
この約束を果たすため、私はこれからも1秒も無駄にしない濃密なレッスンを徹底していきます。
2026年も、それぞれのペースで、自分だけの「いい音」を追求していきましょう。
本年も、ル・レーヴピアノ教室をどうぞよろしくお願いいたします。
入会に関するお問い合わせは、当教室の指導方針を心から理解し受け入れてくださる方に限り、随時受け付けております。
レッスンを受ける前のお心構えを必ずご一読ください。(https://drive.google.com/file/d/1Sjn9j3k1yvppajfsWIMfYbX_hqbh0sKX/view?usp=sharing)




コメント